アーサ (和名:ヒトエグサ)

アーサ (和名:ヒトエグサ)

category:料理のあれこれ

2018年4月10日

 

         

 

沖縄の春は、おいしい海藻類が採れる時期です。

その中でも柔らかく美しい緑色のアーサ(沖縄方言)は、沖縄の家庭でアーサ汁や天ぷらにしていただきます。

旬は1月~4月。

今の時期はスーパーで生が販売されています。

乾燥したアーサは年中販売されています。

 

食品としての「アオサ」は、アーサと同じヒトエグサのことです。

 

沖縄県内の主な産地は北中城村、恩納村です。

平成19年に北中城村、続いて平成28年には恩納村が県の養殖拠点産地として認定されています。

宮古島・久米島でもアーサ養殖が行われ、生産量の増加が期待されています。

 

増養殖法には、天然の遊走子(胞子)を網に付ける天然採苗と、塩ビ板などに接合子を付け、水槽で保存し、それから遊走子を網に付ける人工種苗の方法があります。

 

沖縄県内では9月下旬~10月にかけて天然採苗を行い、1月~4月頃まで収穫されます。

 

栄養成分は、100g当たりエネルギー130kcal、たんぱく16.6g、脂質1.0g、炭水化物46.3g、食物繊維総量44.2g、ナトリウム4500mg、カリウム810mg、カルシウム920mg、マグネシウム880mg、リン280mg、鉄3.4mg、β-カロテン8500μg、ビタミンD 0mg、ビタミンB1 0.3mg、ビタミンB2 0.92mg、葉酸280mg、ビタミンC 38mg です。(日本食品標準成分表2015年版 )

 

栄養の面では、食物繊維が多く含まれていて、便秘解消や免疫力強化、整腸作用などが期待できます。

又ミネラル、ビタミンがバランスよく含まれています。

 

選び方は乾燥物の場合、香りがよく崩れていない、色落ちしていない緑色のものを選びます。

 

扱い方は、生の場合は小石が付着していないかよくみて洗います。

一方、乾燥物の場合、戻し方は5分程水に浸してざるで水をきります。

 

保存方法は、生は色落ちしやすいので大量の場合は小分けにして、冷凍します。

乾燥物は高温多湿を避けて、開封後は冷蔵庫で保存しましょう。

 

次にアーサを使った料理をご紹介します。

 

「アーサ汁」

■材料(4人分)

アーサ・・・・・・・・・・・・・・・8g

島豆腐・・・・・・・・・・・・・・ 60g

かつおだし・・・・・・・・・・ 4カップ

沖縄の海水塩 青い海・・・・・小さじ1弱

しょうゆ・・・・・・・・・・・・・ 少量

 

■作り方

①  アーサは水にもどして、よく洗いざるにあげる。

②  島豆腐は5mm角に切る。

③  鍋にかつおだしを温め、アーサと豆腐を入れ、沖縄の海水塩 青い海、しょうゆで調味する。

 

※アーサを鍋に入れて沸騰させないようにします。泡が出て香りが弱くなります。

※豆腐の替わりにカマボコを5mm角に切って入れても美味しいです。

 

食べ方は、味噌汁の具や玉子焼き・ヒラヤーチー(沖縄式お好み焼き)・かき揚げなどいろいろな料理に使えます。

 

北中城村でアーサを使ったメニューや商品を出している店を2軒訪ねました。

最初の店は、沖縄そばをアレンジして「アーサそば」をメニューに出していました。

かつおだしの効いた汁にアーサ入り麺、アーサ入りカマボコ、トッピングにアーサと緑色がきれいな沖縄そばでした。

 

次の店ではアーサを使った「アーサ入りまんじゅう」「アーサいなり」を販売していました。

 

アーサを使った商品はいろいろとあります。

「アーサ入りちんすこう」「アーサ風味せんべい」「アーサ汁」のカップやフリーズドライ商品も出回っています。

 

地域で生産される食材としてのアーサの料理開発や商品開発の努力を感じました。

 

皆様のご家庭でもさわやかな色と香りで健康にもよいアーサをお料理に活用しましょう。

 

 

山城 尚子

<管理栄養士・ソルトコーディネーター・だしソムリエ>

 第1回「石垣島ピパーツレシピコンテスト」石垣市観光協会長賞、第27回新報音楽コンクール第2位(声楽)。
 沖縄の塩の美味しさと素晴らしさを伝えたいと、積極的に塩を紹介しています。塩は料理のまとめ役で、食材と塩の組み合わせが良いと、塩の量を少なくでき、美味しさがアップします。
 沖縄県民の健康を願い、美味しくキレイに痩せるダイエット料理や料理の基本となるだしを使った風味豊かな料理を提案しています。栄養と音楽と美容の三本柱で活動していきます。沖縄の心を料理で表現したいと心がけています。

同じカテゴリの記事

同じカテゴリの投稿は見つかりませんでした。