カレー粉

カレー粉

category:調味料の知恵袋

2018年5月22日

カレーは大人も子供も大好きなメニューです。

カレーの土台であるカレー粉は、ウコンやトウガラシなど何十種類ものスパイスのブレンドから生まれた混合スパイスです。

カレー粉に使われているスパイスは色、香り、辛味を出すものの3つに大別されます。

色を出すスパイスならターメリック(ウコン)、サフラン、パプリカなど。

刺激性の芳香には、クミン、コリアンダー、クローブ、シナモン、カルダモン、フェンネル、オールスパイスなど。辛味には、チリ(辛味の強いトウガラシ)、コショウ、マスタード、ジンジャーなどです。

また、スパイスは香りと鮮度が大切です。

それぞれのスパイスの持ち味を十分に引き出すために、スパイスを挽く方法はとても重要となります。

カレー粉は18世紀頃にインドからイギリスに導入され、イギリスのクロス・アンド・ブラックウェル社が初めて開発・商品化しました。

「C&Bカレーパウダー」と名付けて販売したところ大評判になり、イギリスの家庭料理のひとつに「カレー」が加えられるほど普及したそうです。

このカレー粉を使うイギリスのカレーが、明治時代に日本海軍に伝わり、それを元に改良されたカレーライスが洋食として普及しています。

日本においては、1905年にハチ食品の前身(大和屋)が日本で初めてカレー粉を製造し、販売を開始しました。

1923年には、エスビー食品の前身(日賀志屋)が製造開始しました。

1960年代になると即席カレーの固形タイプが販売されて、一般的になりました。

それまでは、家庭ではカレーライスを作るのに、フライパンで小麦粉をバターで炒めてカレー粉を練り合わせてカレールウを作っていましたが、主婦にとっての手間を省くために固形ルウが販売されると手軽にカレーを作ることができるようになりました。

カレー粉はミックススパイスですので、スパイス以外の塩分やだしは入っていません。

そのため、調理の際は塩分とだしを加える必要があります。

市販のカレールウには、すでに塩分とだしが加えられています。

料理ではドライカレーやカレーピラフ、カレーうどん、タンドリーチキン、ドレッシング、スープなどのカレー風味の調味料として使われています。

また、魚などの臭み消しとして大きな効果を持つので、から揚げにまぶす小麦粉に少量混ぜるとよいです。

減塩メニューにも適しています。

香りと辛味づけの効果により、塩分を控えた料理も美味しく仕上がります。

それぞれのスパイスから得られる効果は、カレーを作らない限り微々たるものです。

しかし、全てのスパイスに共通する効果については次のことがあります。

食欲増進、疲労回復、新陳代謝の効果があります。

また、食べ物を腐敗させない効果もあります。

開封前のカレー粉は、高温多湿を避けて、直射日光の当たらない冷暗所に常温保存するか、または冷蔵庫に保存しましょう。

開封後のカレー粉は、どんどん香りが失われてしまうことや虫や湿気から守るために、缶入りはしっかりフタを閉めて、冷蔵庫で保存します。

チャック式のビニール袋に入っているカレー粉は、中の空気を抜いてからチャックを閉めてさらに保存袋に入れて冷蔵庫に保存します。3カ月を目安に使いましょう。

栄養成分は次のようになります。

カレー粉(100g当たり)

エネルギー415kcal、水分5.7g、たんぱく質13.0g、脂質12.2g、炭水化物63.3g、ナトリウム40mg、カリウム1700mg、カルシウム540mg、マグネシウム220mg、鉄28.5mg、亜鉛2.9mg、モリブデン42μg、ビタミンB1 0.41 mg、ビタミンB2 0.25 mg、ナイアシン7.0mg (日本食品標準成分表2015年版)

大さじ1(6g) 25kcal

小さじ1(2g) 8kcal

天ぷらや揚げ物、サラダ、ドレッシング、パスタ、スープなどいろいろな料理に使える「カレー塩」の作り方をご紹介します。

材料(作りやすい分量)

カレー粉・・・・・小さじ1

沖縄の海水塩青い海・・・小さじ3

作り方

①   カレー粉に、沖縄の海水塩青い海を混ぜ合わせる。

 

ちなみに、カレールウの消費量の都道府県ランキング(平成28年)では沖縄県は最下位となっています。

これからの暑い夏にぴったりのカレー粉で食欲アップしましょう!

山城 尚子

<管理栄養士・ソルトコーディネーター・だしソムリエ>

 第1回「石垣島ピパーツレシピコンテスト」石垣市観光協会長賞、第27回新報音楽コンクール第2位(声楽)。
 沖縄の塩の美味しさと素晴らしさを伝えたいと、積極的に塩を紹介しています。塩は料理のまとめ役で、食材と塩の組み合わせが良いと、塩の量を少なくでき、美味しさがアップします。
 沖縄県民の健康を願い、美味しくキレイに痩せるダイエット料理や料理の基本となるだしを使った風味豊かな料理を提案しています。栄養と音楽と美容の三本柱で活動していきます。沖縄の心を料理で表現したいと心がけています。

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