ミートソース

ミートソース

category:調味料の知恵袋

2019年3月26日

イタリア料理と言えばパスタ、その中でもスパゲッティ・ミートソースは人気メニューです。イタリアでは「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ」と言われ、「ボロネーゼ」と略されます。「ラグー」はフランスの煮込み料理のことです。ボロネーゼという言葉は「ボローニャ風の」という意味です。ボローニャとは、イタリア北部の都市でボロネーゼ発祥の地です。ボローニャの富裕層がラグーをもとに、肉や野菜、ワインを使用して作らせたことが起源と言われています。

【日本のミートソース】

日本で初めてミートソースを提供した店には、いろいろな説があります。新潟県新潟市の「ホテルイタリア軒」や、東京・銀座の「煉瓦亭」、兵庫県宝塚市の「アモーレ・アベーラ」が日本初という説があります。

他には、イタリア移民がアメリカに持ち込んだものを、進駐軍が日本に持ち込み日本人の舌に合うようにアレンジされたものという説もあります。

日本で初めてミートソースの缶入りが製造・販売されたのは1959年です。その後、家庭にミートソースが普及するようになりました。2019年2月15日からは、時代の変化に対応し、缶入りから電子レンジ対応のパウチ入りパスタソース「ミートソース(フォン・ド・ボー仕立て)」として販売されました。

【ミートソースとボロネーゼの違い】

まず、大きく違うのは、使う麺です。日本ではミートソースに絡める麺は「スパゲッティ」です。ボロネーゼは「タリアテッレ」という平麺が使われます。また、ボロネーゼは、香味野菜と肉をオリーブオイルで炒めて、赤ワインとトマトで煮込み、塩こしょうで調味します。ミートソースは、香味野菜とひき肉をオリーブオイルで炒めて、トマトの水煮で煮込み、塩こしょうの他にケチャップや砂糖、ウスターソースなどで甘味を加えて調味します。ボロネーゼは赤ワインの渋みのある肉ベースの味に対して、ミートソースはケチャップなどの甘味のあるトマトベース味になります。

【保存方法と解凍方法】

冷凍する場合は、しっかりと粗熱を取ってからにしてください。ジッパー付きの保存用袋に入れて、できるだけ薄く平らにして空気を抜いて急速冷凍しましょう。

解凍する場合は、①袋のまま流水の中で解凍する。②湯煎にかけて解凍する。③袋から取り出して鍋に移し弱火で解凍する。④電子レンジで解凍する場合は袋から耐熱容器に移して、ラップをかけてから加熱します。

【栄養】

エネルギーと炭水化物がやや多く、ナトリウム、カリウム、β-カロテンやビタミンB1とビタミンCが含まれています。

「ミートソース(缶詰及びレトルトパウチ製品)」 100g当たり

エネルギー101kcal、水分78.8g、たんぱく質3.8g、脂質5.0g、炭水化物10.1g、ナトリウム610mg、カリウム250mg、カルシウム17mg、リン47mg、鉄0.8mg、β-カロテン当量530μg、ビタミンB1  0.14mg、ビタミンB2  0.05mg、ナイアシン1.4mg、ビタミンC 6mg、食塩相当量1.5g

(『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』)

【ミートソースの作り方】

家庭で作りやすいレシピをご紹介します。パスタにかける以外にご飯にかけたり、パンにはさんだり、塗ってトーストにしたり、レタスで包んで食べてもおいしいです。

 ◆材料

合いびき肉・・・・・・・・・・200g

玉ねぎ・・・・・・・・・・・・1個

トマト缶(カット)・・・・・・ 1缶

ニンジン・・・・・・・・・・ 1/2本

にんにく・・・・・・・・・・ 3かけ

戻した乾しいたけ・・・・・・・3個

オリーブオイル・・・・・・大さじ2

小麦粉・・・・・・・・・・大さじ1

コンソメスープ・・・・・・カップ1

ウスターソース・・・・・・大さじ1

トマトケチャップ・・・・・大さじ2

しいたけの戻し汁・・・・・・ 50ml

沖縄の海水塩青い海・・・小さじ1強

こしょう・・・・・・・・・・・少々

ナツメグ・オレガノ・・・・・ 各少々

◆作り方

①   玉ねぎ、ニンジン、にんにく、しいたけはみじん切りにする。

②   鍋にオリーブオイルを熱し、にんにく、ひき肉、玉ねぎ、ニンジン、しいたけを加えて炒める。

③   ②に小麦粉を振り込み、軽く炒める。トマトとコンソメスープ、ウスターソース、ケチャップを加えて、しいたけの戻し汁を加え、沖縄の海水塩青い海を加えて15~20分ほど煮込む。

④   ③にとろみがついたらこしょう、ナツメグ、オレガノで味を調えて3分ほど煮詰める。

【アレンジメニュー】

オムレツ、ドリア、グラタン、コロッケなどの具材として使えます。

【ミートソースにかける調味料やトッピング】

タバスコ、パルメザンチーズ、ラー油、パセリのみじん切り、揚げナス、ゆで卵など。

ミートソースを手作りして、アレンジして楽しみましょう。

 

山城 尚子

<管理栄養士・ソルトコーディネーター・だしソムリエ認定講師>

 第1回「石垣島ピパーツレシピコンテスト」石垣市観光協会長賞、第27回新報音楽コンクール第2位(声楽)。
 沖縄の塩の美味しさと素晴らしさを伝えたいと、積極的に塩を紹介しています。塩は料理のまとめ役で、食材と塩の組み合わせが良いと、塩の量を少なくでき、美味しさがアップします。
 沖縄県民の健康を願い、美味しくキレイに痩せるダイエット料理や料理の基本となるだしを使った風味豊かな料理を提案しています。栄養と音楽と美容の三本柱で活動していきます。沖縄の心を料理で表現したいと心がけています。

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