ドラゴンフルーツ(サボテン科 ヒモサボテン属)

ドラゴンフルーツ(サボテン科 ヒモサボテン属)

category:料理のあれこれ

2019年7月09日

沖縄では1990年代に導入され、果皮が龍のウロコのように見えることから「ドラゴンフルーツ」の名称が一般的になりました。別名は「ピタヤ」です。国内産の旬は7~11月頃です。原産地はメキシコや南アメリカ北部といわれています。農薬をあまり使わないで栽培できることから、自然食として注目されています。さっぱりとした味とほのかな甘みが特徴です。果肉の中のゴマのような種と一緒に食べるためにキウイフルーツのような食感が楽しめます。

【歴史】

少なくても13世紀以降のアステカ王国時代には食べられていたとされています。現在ではベトナムやマレーシア、イスラエルなどの国でも栽培されています。日本には約20年前に導入されて、その9割が沖縄県で栽培されています。

海外ではメキシコ、エクアドルが産地です。

【種類】

(1)ホワイトピタヤ・・・果皮は赤色で、果肉が半透明白色のものです。酸味はなくあっさりした味です。

(2)レッドピタヤ・・・果皮は赤色で、果肉が赤紫色です。ホワイトピタヤに比べると、甘味が強く水分も多く含まれています。

(3)ピンクピタヤ・・・果皮は赤色で、果肉がピンク色です。沖縄県では「ちゅらみやらび」という糖度15度以上の品種が栽培されています。

(4)ゴールデンドラゴン・・・果皮が黄色く、果肉は白色です。味はホワイトピタヤと同様にさっぱりとした甘味です。

(5)イエローピタヤ・・・果皮は黄色く、果肉が白い品種です。果皮はゴツゴツとしてトゲが生えています。甘味が強くとてもジューシーです。

【選び方】

小さいサイズの物よりも大きいサイズの物を選びます。手にもって重みを感じるものを選びます。完熟の度合いは素人目には判別しにくいですが、ドラゴンフルーツは追熟しないフルーツですので、鮮度が良いものを選びます。皮に張りがあり、葉のような突起の幅が広く、しなびていないものを選びましょう。

【保存方法】

購入後は、なるべく早く食べましょう。乾燥しないようにビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

【食べ方】

食べるときは縦に4つ割に切ります。皮の両側を少し押すと皮と果肉が簡単に離れます。そのまま皮を剝き、一口大にカットします。

【おいしく食べる工夫】

食べる1時間前に冷蔵庫でよく冷やしてから食べましょう。また、食べるときにレモン汁などを少しふりかけると、酸味が加わったジューシーな味わいになります。

【栄養】

レッドピタヤに含まれる「ベタシアニン」は、ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用や抗炎症作用があります。またナトリウムの排出を促すカリウムが多く含まれています。スーパーフードと言われる理由は、ビタミンB群やビタミンC、カリウム、マグネシウム、葉酸などさまざまな栄養成分が含まれているからです。

「ドラゴンフルーツ 生」可食部100g当たり

エネルギー50kcal、水分85.7g、たんぱく質1.4g、脂質0.3g、炭水化物11.8g、食物繊維総量1.9g、カルシウム6mg、カリウム350mg、マグネシウム41mg、リン29mg、鉄0.3mg、亜鉛0.3mg、ビタミンB1 0.08mg、ビタミンB2 0.06mg、ナイアシン0.4mg、ビタミンB6 0.05mg、葉酸44μg、ビタミンC 7mg。

(『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』)

【料理】

フルーツサラダやスイーツ、スムージーなどに使います。

さわやかな「ドラゴンフルーツのサラダ」をご紹介します。

◆材料(4人分)

ドラゴンフルーツ・・・・・・1個

ゴーヤー(苦瓜)・・・・・・ 100g

レタス・・・・・・・・・・・100g

ミニトマト・・・・・・・・・4個

コーン(ホール缶)・・・・・・20g

◇ドレッシング

白ワインビネガー・・・・ 大さじ3

オリーブブオイル・・・・ 大さじ2

はちみつ・・・・・・・・ 小さじ3

沖縄の海水塩青い海・・・小さじ2/3

こしょう・・・・・・・・・・ 少々

◆作り方

①   ドラゴンフルーツは皮をむき、食べやすい大きさに切る。ゴーヤーは薄い半月切りにする。レタスとミニトマトは一口大に切る。コーン缶は水気を切る。

②   ボウルに①を入れて混ぜ、皿に盛る。

③   ドレッシングの材料を混ぜ、食べる直前に②にかける。

今年は、健康によい栄養成分の豊富なドラゴンフルーツを食べて、夏バテを予防しましょう!

山城 尚子

<管理栄養士・ソルトコーディネーター・だしソムリエ認定講師>

 第1回「石垣島ピパーツレシピコンテスト」石垣市観光協会長賞、第27回新報音楽コンクール第2位(声楽)。
 沖縄の塩の美味しさと素晴らしさを伝えたいと、積極的に塩を紹介しています。塩は料理のまとめ役で、食材と塩の組み合わせが良いと、塩の量を少なくでき、美味しさがアップします。
 沖縄県民の健康を願い、美味しくキレイに痩せるダイエット料理や料理の基本となるだしを使った風味豊かな料理を提案しています。栄養と音楽と美容の三本柱で活動していきます。沖縄の心を料理で表現したいと心がけています。

同じカテゴリの記事

同じカテゴリの投稿は見つかりませんでした。