「シークヮーサー」和名:ヒラミレモン(平実檸檬)ミカン科

「シークヮーサー」和名:ヒラミレモン(平実檸檬)ミカン科

category:料理のあれこれ

2019年9月10日

 

沖縄特産のシークヮーサーは、爽やかな香りと強い酸味が特徴です。皮は薄く20~25グラムの小型のみかんです。一般的には果実の中に種がたくさん入っています。種なしの品種もあります。種類は多く100種類以上と言われています。沖縄の方言では「シー」が酸っぱいもの、「クヮーサー」は、食べさせるもの、または食べ物を指しています。沖縄や台湾に自生しています。常緑低木で高さ5メートル程度です。花期は4月頃で結実は7月頃からです。

【主な産地と収穫量】

日本のシークヮーサーの主な産地は沖縄県で、平成25年で見ると、沖縄県が3,676トン、鹿児島県2.0トンとなっています(出典:2015年 農林水産省)。沖縄県内の主産地は、大宜味村、名護市、本部町です。

【収穫時期と用途】

沖縄では8月下旬から9月に青切りのシークヮーサーが収穫され出回ります。8、9月の青切りのシークヮーサーは酢の物用として、10月から12月中旬までの果実は原液ジュース用、12月下旬から2月下旬までは皮が黄色く熟した甘い果実は生食用として出荷され出回ります。

【沖縄シークヮーサーの日】

9月22日は「沖縄シークヮーサーの日」です。9年で実をつける伝統的な柑橘類のことを、沖縄では「九年母」(島言葉でクニブ)と呼んでいました。語呂合わせで9月22日が記念日となりました。また、2017年夏に県産果実が「沖縄シークヮーサー」と言う名称で、地域団体商標に登録されました。

【選び方】

用途によって使い分けをします。シークヮーサーは、収穫時期によって酸味や甘味が違いますので、それによって用途が変わってきます。青切りは刺身や料理の酸味付けに使います。生のままで食べる場合は、十分に熟した黄色い果実を選びます。

【保存】

生のシークヮーサーは湿気の少ない涼しい場所で2週間ほど保存できます。暑い夏場は乾燥しないように袋に詰めて、冷蔵庫に保存しましょう。

長期保存したい場合は、果実を丸ごと保存袋などに入れて冷凍します。約半年は保存できます。使うときは自然解凍します。また、果汁を絞り、製氷皿などに入れて凍らせたものを保存袋などに入れて、冷凍保存することもできます。

【栄養】

シークヮーサー果汁は、エネルギーが少ないのですが、ビタミンB群やビタミンC、ミネラルではカリウム、カルシウム、マグネシウムなどを含みます。

また、柑橘類に含まれているフラボノイドの一種である「ノビレチン」が血糖値の急上昇を抑えたり、中性脂肪を減らしてくれるというダイエットにも効果が期待できます。

クエン酸も含まれています。クエン酸は、私たちの体内に溜まった乳酸などの疲労物資をクエン酸回路に取り込み、再びエネルギーに変換する働きがあります。クエン酸回路が活発であれば、体は疲れにくくなります。

北海道科学技術総合振興センター、国立研究法人・産業技術総合研究所などの研究によると、シークヮーサーの果汁が肝臓機能の改善に効果がある可能性があることが分かったそうです(出典:沖縄タイムス2017年7月30日)。

【シークヮーサー果汁 生 可食部100g当たりの成分】

エネルギー25kcal、水分90.9g、たんぱく質0.8g、脂質0.1g、炭水化物7.9g、食物繊維総量0.3g、カリウム180mg、カルシウム17mg、マグネシウム15mg、リン8mg、鉄0.1mg、β-カロテン89μg、ビタミンB1 0.08mg、ビタミンB2 0.03mg、ビタミンB6 0.03mg、葉酸7μg、ビタミンC 11 mg

(『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』)。

【美味しい食べ方】

青切りの酸味の強いものは、刺身や焼き魚にかけたり、酢の物に入れたり、しょうゆと混ぜてポン酢のようにして鍋料理に使うこともできます。

 

果汁を使った「シークヮーサードレッシング」の作り方をご紹介します。サラダや酢の物にお使いください。

 

◆材料:作りやすい分量

シークヮーサー果汁・・・・100ml

食酢・・・・・・・・・・・ 60ml

オリーブオイル・・・・・ 大さじ2

はちみつ・・・・・・・・ 小さじ2

沖縄の海水塩青い海・・・小さじ1/4

こしょう・・・・・・・・・・ 少々

 

◆作り方

① ボウルにシークヮーサー果汁、食酢、オリーブオイル、はちみつ、沖縄の海水塩青い海、こしょうを入れてよく混ぜます。

 

 

夏バテには、シークヮーサーの独特のすっぱい味のクエン酸で疲労回復しましょう。

山城 尚子

<管理栄養士・ソルトコーディネーター・だしソムリエ認定講師>

 第1回「石垣島ピパーツレシピコンテスト」石垣市観光協会長賞、第27回新報音楽コンクール第2位(声楽)。
 沖縄の塩の美味しさと素晴らしさを伝えたいと、積極的に塩を紹介しています。塩は料理のまとめ役で、食材と塩の組み合わせが良いと、塩の量を少なくでき、美味しさがアップします。
 沖縄県民の健康を願い、美味しくキレイに痩せるダイエット料理や料理の基本となるだしを使った風味豊かな料理を提案しています。栄養と音楽と美容の三本柱で活動していきます。沖縄の心を料理で表現したいと心がけています。

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