サラダ油

サラダ油

category:料理のあれこれ

2020年3月24日

サラダ油の原料は、食用なたね油と食用大豆油が主に使われています。低温でも固まらないサラダドレッシングとして使える食用油なので「サラダ油」と名付けられたそうです。味や匂いにクセがなく、低温でも固まらないように精製されています。市販されている大手のサラダ油の名称は「食用調合油」です。日本で流通しているなたね油は、大部分がカナダ原産のキャノーラ種という品種です。用途はサラダドレッシングやマヨネーズの原料、マーガリンの原料、揚げ物、炒め物、焼き物などです。

【歴史】

日本で「サラダ油」という名称が作られたのは、大正13年(1924年)でした。その頃の日本では、食用油は揚げ物などの調理用に使われるのが普通でした。西洋のようにドレッシングとして生野菜にかけて食べられてはいませんでした。それで、日本でも西洋と同じように火を加えなくても生でも食べられるように「サラダ油」と名付けたそうです。

【日本農林規格】

日本農林規格(JAS)では、JASの基準を満たした原材料を使用し、更にJAS認証を受けた工場で製造されたものでなくてはサラダ油と名乗ることはできないとしています。更に、0℃の温度で5.5時間白濁や凝固もしないこともサラダ油の条件になっています。

JAS規格の等級(精製度合による分類)のサラダ油には、「サフラワーサラダ油」、「ぶどうサラダ油」、「大豆サラダ油」、「ひまわりサラダ油」、「とうもろこしサラダ油」、「綿実サラダ油」、「ごまサラダ油」、「なたねサラダ油」、「こめサラダ油」があります。また、2種類以上の植物油を混合して作られたサラダ油は「調合サラダ油」と呼ばれます。

【保存と保存期間】

油は常温・冷暗所で保存します。開栓後はキャップをしっかり閉めて、直射日光を避け、涼しい場所に保存してなるべく早く(約1~2か月)使い切りましょう。使用する機会が少ない場合は、少量タイプを購入するのがおすすめです。

【食べ方】

ドレッシングやマヨネーズ、マリネ、和え物、揚げ物、炒め物、ケーキ作り等の料理に使えます。

【栄養成分】

サラダ油の原料の大豆油に主に含まれている脂肪酸は、リノール酸です。リノール酸は、人間の体で作ることができないので食物から摂る必要があります。不足すると皮膚障害が生じることがあります。リノール酸は必要な成分ですが、摂り過ぎると、動脈硬化やがん、アレルギーの原因にもなると言われています。

一方、なたね油にはオレイン酸が多く含まれています。オレイン酸はLDLコレステロールを減らし胃腸を活性化し、胃もたれや便秘を解消する効果があります。また、加熱しても酸化しにくいので揚げ物に使えます。

その他のサラダ油の栄養成分としては、エネルギーや脂質が高く、少量でも高エネルギーになりますので肥満の要因になります。更にビタミンKとビタミンE(α-トコフェロール)も含まれています。ビタミンKは怪我をした時などに血液凝固を促進させます。ビタミンEには抗酸化作用があり、老化防止に役立ちます。

油の働きとしては、脂溶性ビタミンの体内への吸収率をアップする働きがあります。例えばにんじんやピーマンなどの緑黄色野菜には、β-カロテン(ビタミンA前駆体)が多く含まれています。β-カロテンは油に溶けて、体内に吸収されやすくなる脂溶性ビタミンです。緑黄色野菜と植物油を一緒に摂取すると、吸収がよくなり体内で一部がビタミンAに変化し、残りは体内に蓄積されます。油を使わない場合に比べて、β-カロテンの吸収率がよくなります。

「調合油(配合割合:なたね油1、大豆油1) 100g当たり」

エネルギー921kcal、水分0g、たんぱく質0g、脂質100g、飽和脂肪酸10.97g、一価不飽和脂肪酸41.10g、多価不飽和脂肪酸40.94g、コレステロール2mg、炭水化物0g、マグネシウム0mg、鉄0 mg、β-カロテン当量0μg、α-トコフェロール12.8mg、ビタミンK170μg、ビタミンC 0mg(『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』)。

【料理】

 「桜えび入り卵焼き」を紹介します。朝ごはんにおすすめのメニューです。

 ◆材料(2人分)

卵・・・・・・・・・・・3個

桜えび・・・・・・・・・大さじ2

水・・・・・・・・・・・大さじ2

青ネギ・・・・・・・・・2本

【調味料A】

みりん・・・・・・・・・小さじ1/2

砂糖・・・・・・・・・・小さじ1/2

薄口しょうゆ・・・・・・小さじ1/2

沖縄の海水塩青い海・・・小さじ1/6

サラダ油・・・・・・・・適量

◆作り方

①   桜えびは水につけ、青ネギは小口切りにする。

②   溶き卵に、①と調味料Aを加えて混ぜ合わせる。

③   熱した卵焼き器にサラダ油を薄くひいて、②を入れて焼く。

オールマイティーに使えるサラダ油をお料理に適量取り入れましょう。

山城 尚子

<管理栄養士・ソルトコーディネーター・だしソムリエ認定講師>

 第1回「石垣島ピパーツレシピコンテスト」石垣市観光協会長賞、第27回新報音楽コンクール第2位(声楽)。
 沖縄の塩の美味しさと素晴らしさを伝えたいと、積極的に塩を紹介しています。塩は料理のまとめ役で、食材と塩の組み合わせが良いと、塩の量を少なくでき、美味しさがアップします。
 沖縄県民の健康を願い、美味しくキレイに痩せるダイエット料理や料理の基本となるだしを使った風味豊かな料理を提案しています。栄養と音楽と美容の三本柱で活動していきます。沖縄の心を料理で表現したいと心がけています。

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