製塩土器
category:塩にまつわるおはなし
2020年4月11日放送
日本で海水からの製塩で利用されてきたひとつに土器・製塩土器がありますけど
時代や場所によって形や大きさも異なります。
縄文時代から古墳時代まで多くの土器が各地で発見されています。
完璧な形で見つかっていない土器もありますけど
底が丸く何かで支えなければ倒れてしまうもの、
そのままでもたてられる形のもの、
上の部分は深皿のようになっていて土台になる足がついているものなど様々。
土器を利用した製塩方法は様々な情報・条件を考慮して推定されていますけど
海沿いの町だけでなく内陸部でも発見されています。
製塩を行った土器が海沿いの町から内陸部へ運ばれていったとの考えや
また既に木で作られた舟の近くで土器が発見されている地域もあり
海沿いと陸地側での物々交換・交易があったのが伺える出土品も。
日本の各地で発見されている製塩土器ですけど
古代のヨーロッパでも同じ様なやりかたで製塩されていたと考えられています。
古代ローマの遺跡から見つかっている陶器の破片。
陶器で海水を煮詰めていき塩の結晶ができたあと
塩を取り出すために陶器を割っていたから多数の破片があるのだとか。
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