グァバ

グァバ

category:料理のあれこれ

2020年9月08日

グァバはフトモモ科バンジロウ属の常緑灌木です。グァバの果実は、特有な甘い香りと、小さく固い種子をもっています。果実は生で食べる他、ジュースやジャム、シャーベット、ゼリー、サラダ、お菓子のフレーバー、果実酒などに利用されています。葉は健康茶(グァバ茶)として使われています。和名は蕃石榴(バンジロウまたはバンザクロ)と呼ばれています。別名はグアバ、グヮバとも言われます。沖縄本島では「バンシルー」と呼ばれています。旬は8月~9月です。

【歴史】

原産地は熱帯アメリカと言われ、紀元前から熱帯先住民に食用とされていたそうです。16~17世紀に東南アジアに伝わり、果実を食べるだけでなく、葉をお茶にして用いるようになりました。沖縄では琉球王国時代に導入されたそうです。日本でグァバ栽培が始まったのは、大正時代の初期と言われています。

【品種】

グァバは色や形、味、大きさなど多種多様です。とても品種が多くて、世界には160種類以上の品種があると言われています。果肉の色は赤肉種と白肉種に大別されます。赤肉種はねっとり、白肉種はサクサクした食感です。果肉の色が赤色のものは「スイカグァバ」、果実が大きいと「キンググァバ」、果実の形が球形だと「アップルグァバ」、洋梨形だと「ペアーグァバ」と呼ばれることもあるそうです。

【選び方】

香りが強く、形は丸く重量感のあるもの、皮の色が黄緑色で皮は弾力があり傷の少ないものがよいとされています。

【食べ方】

硬くて青い未熟果実は、2~3日室温で追熟させてから食べましょう。果皮が黄緑色~黄色に変化し、果実に弾力がありやわらかくなってきたら食べ頃です。

【保存】

食べ頃のグァバは新聞紙などに包み、冷蔵庫の野菜室に保存し、早めに食べるようにします。

【生産】

グァバは主に沖縄県と鹿児島県で栽培されています。2015年の国内産グァバの産地ランキング(収穫量)では、1位沖縄県21.3トン、2位鹿児島県2.2トンでした。(農林水産省統計)

また、世界ではインド、ブラジル、ハワイ、オーストラリア、ニュージーランド、台湾などで生産されています。

【栄養と健康効果】

グァバはマルチな栄養を含んでいるので、最近ではスーパーフードとして注目され、「熱帯のリンゴ」とも呼ばれています。グァバはレモンの約2.2倍のビタミンCを含んでいます。ビタミンCには抗酸化作用や免疫アップ、美肌などの効果も期待されます。また、ビタミンB群も含まれていますので疲労回復に役立ちます。食物繊維を含み、腸の働きを整えて便通を促します。赤肉種は抗酸化作用があるといわれるβ-カロテンを含みますので、老化抑制、ガン予防や免疫をアップする効果が期待されます。カリウムも多く含まれているので、高血圧の予防効果にも期待できます。

「グァバ 赤肉種 生 100g当たりの成分」

エネルギー38kcal、水分88.9g、たんぱく質0.6g、脂質0.1g、炭水化物9.9g、食物繊維総量5.1g、ナトリウム3mg、カリウム240mg、カルシウム8mg、マグネシウム8mg、リン16mg、鉄0.1mg、亜鉛0.1mg、銅0.06mg、マンガン0.09mg、β-カロテン当量600μg、ビタミンB1 0.03mg、ビタミンB2 0.04mg、ビタミンB6 0.06mg、ナイアシン0.8mg、葉酸41μg、パントテン酸0.32mg、ビタミンC 220mg。

(『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』)

【料理】

家庭で作れる「グァバのとろとろシェーク」の作り方を紹介します。

◆材料(2人分)

グァバ・・・・・・・・・・・・・大1個

ヨーグルト(プレーン)・・・・・ 100ml

牛乳・・・・・・・・・・・・・・100ml

ハチミツ・・・・・・・・・・・・大さじ2

水・・・・・・・・・・・・・・・60ml

沖縄の海水塩青い海・・・・・・・少々

氷・・・・・・・・・・・・・・・適量

◆作り方

① グァバの皮をむいて2cm角に切る。

② ミキサーに①とヨーグルト、牛乳、ハチミツ、水、沖縄の海水塩青い海を入れて撹拌する。

③ ②を濾し、細かい種を取り除く。

④  グラスに氷を入れて、③を注ぐ。

グァバの香りとマルチな栄養を摂って夏疲れを癒しましょう。

山城 尚子

<管理栄養士・ソルトコーディネーター・だしソムリエ認定講師>

 第1回「石垣島ピパーツレシピコンテスト」石垣市観光協会長賞、第27回新報音楽コンクール第2位(声楽)。
 沖縄の塩の美味しさと素晴らしさを伝えたいと、積極的に塩を紹介しています。塩は料理のまとめ役で、食材と塩の組み合わせが良いと、塩の量を少なくでき、美味しさがアップします。
 沖縄県民の健康を願い、美味しくキレイに痩せるダイエット料理や料理の基本となるだしを使った風味豊かな料理を提案しています。栄養と音楽と美容の三本柱で活動していきます。沖縄の心を料理で表現したいと心がけています。

同じカテゴリの記事

同じカテゴリの投稿は見つかりませんでした。