アテモヤ

アテモヤ

category:料理のあれこれ

2021年2月09日

アテモヤは、バンレイシ(別名:シャカトウ)と、チェリモヤを掛け合わせてできた品種です。バンレイシ科バンレイシ属です。アテモヤの果肉は、乳白色で強い甘味があり、柔らかく、ほどよい酸味、香りが特徴なので「森のアイスクリーム」と呼ばれています。バンレイシは英語でシュガーアップルと呼ばれる甘味の強い果実です。チェリモヤはパイナップル、マンゴズチンとともに「世界三大美果」と称えられてきた果実で、カスタードアップルとも呼ばれているものです。アテモヤはこのふたつを掛け合わせた事や、栽培の歴史が約100年余りであることで栽培が難しく、生産量が少ないこと等から高級果実となっています。糖度は、20~25度と非常に高く濃厚な甘さです。1個100g程度の小さなものから2kg位になるものもあるそうです。

【歴史】

アテモヤは1908年からフロリダ州マイアミで、西インド諸島原産のバンレイシと、ペルーのアンデス山脈原産のチェリモヤの交雑育種が開始され、1913年に初めて結実したことで、他のバンレイシと区別するために「アテモヤ」と命名されました。アテモヤの名前の由来は、バンレイシのブラジル名アテスとチェリモヤの名前を組み合わせてできた名前です。

【旬】

12月から3月にかけて収穫されます。

【種類】

アテモヤは、様々な国で品種改良が行われ、ジェフナーやブラッドリー、アフリカンプライド、ピンクスマンモス、ヒラリーホワイトなど、現在たくさんの品種があります。

【生産】

2015年産の国内生産量は、沖縄県30トン、鹿児島県8.2トンとなっています。(農林水産省統計より)

【選び方】

次のポイントでアテモヤを選びましょう。

・果皮がふっくらした形で張りのある大きいものを選びましょう。

・表面に傷がなく、張りのあるものを選びましょう。購入時は、熟する前の綺麗

な緑色のものを選びましょう。茶色くなっているものは、熟しているのでは

なく、傷がついている、当たって痛んで変色している場合があります。

【追熟と食べ方】

アテモヤは購入後、20度程度の室温で追熟させます。皮が耳たぶくらいの柔らかさになったら食べ頃です。追熟してから、冷蔵庫の野菜室に入れて冷やして食べます。未熟なものを冷蔵庫に入れると低温障害になり食味が落ちることがありますので気をつけましょう。追熟時に、表面の凸凹の色の変化(黒色に変化)は、食べることに問題ありません。

食べるときは、縦に半分に切って、白い果肉部分をスプーンですくって食べてください。また、皮をナイフでむいて、種を取り除いた状態の物を、そのまま凍らせても美味しいです。他には、アテモヤをシャーベットやアイスクリームにすることもできます。

【栄養】

アテモヤは、カリウムが多く含まれています。カリウムは、ナトリウムによる血圧の上昇を抑制する効果が期待できます。カルシウムは、骨を健康に保ち、骨軟化症や骨粗鬆症の予防になります。マグネシウムは体内の酵素の補助をし、体温や血圧を保ち、心のバランスを安定させてくれます。

「アテモヤ 生 100g当たりの成分」

エネルギー79kcal、水分77.7g、たんぱく質1.8g、脂質0.4g、炭水化物19.4 g、食物繊維総量3.3g、ナトリウム4mg、カリウム340mg、カルシウム26mg、マグネシウム29mg、リン24mg、鉄0.3mg、亜鉛0.2mg、銅0.09mg、マンガン0.20mg、ビタミンB1  0.08mg、ビタミンB2 0.12 mg、ビタミンB6  0.28mg、ナイアシン0.9mg、葉酸 23μg、パントテン酸0.23mg、ビタミンC14 mg。

(『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』)

【料理】

「アテモヤアイスクリーム」の作り方を紹介します。

◆材料(3人分)

アテモヤ・・・・・・・・・・・1個

生クリーム・・・・・・・・・・60ml

砂糖・・・・・・・・・・・・・20g

沖縄の海水塩青い海・・・・・・少々

◆作り方

①   アテモヤを半分に切り、皮と種を取り除き、ミキサーにかけます。生クリームは砂糖を加えて泡立て、8分立てにします。

②  ①のアテモヤと生クリーム、沖縄の海水塩青い海を混ぜ合わせて、バットに入れます。

③  冷凍庫で30分冷やし、一度取り出してスプーンでかき混ぜ、再び冷凍庫で1時間ほど冷やし固めます。

④  器に盛りつけます。

森のアイスクリームと言われるアテモヤを、機会がありましたら味わってみましょう!

 

山城 尚子

<管理栄養士・ソルトコーディネーター・だしソムリエ認定講師>

 第1回「石垣島ピパーツレシピコンテスト」石垣市観光協会長賞、第27回新報音楽コンクール第2位(声楽)。
 沖縄の塩の美味しさと素晴らしさを伝えたいと、積極的に塩を紹介しています。塩は料理のまとめ役で、食材と塩の組み合わせが良いと、塩の量を少なくでき、美味しさがアップします。
 沖縄県民の健康を願い、美味しくキレイに痩せるダイエット料理や料理の基本となるだしを使った風味豊かな料理を提案しています。栄養と音楽と美容の三本柱で活動していきます。沖縄の心を料理で表現したいと心がけています。

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