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夏の疲れをリフレッシュ!おすすめの入浴方法を解説。
2024.08.28
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夏の疲れをリフレッシュ!おすすめの入浴方法を解説。
暑い夏も終わりに近づき、朝晩に秋の気配を感じられるようになってきました。季節の変わり目は、体調の変化が出やすい時期でもあります。夏の疲れた身体を、入浴で効果的にリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
ここでは、入浴のメリット、おすすめの入浴方法など、入浴を楽しむためのさまざまなヒントを、たっぷりとご紹介していきます!
入浴するメリットはこんなにある!
近年、忙しくて入浴することがおっくうになり、ついシャワーだけで済ませてしまう人が増えているようです。入浴には、肉体面でも精神面でもたくさんのメリットがあります。
週に数回だけでも、湯船にゆっくりと浸かって入浴すると、心身ともに癒され、健やかに過ごせますよ。以下で具体的な入浴のメリットについて、ご紹介していきます。
肉体面でのメリットとは?
ゆっくりと時間をかけて入浴した後、身体がスッキリして疲れがとれた…そんな経験、ありませんか?入浴には、肉体面でのメリットがたくさんあり、健康維持のために欠かせない生活習慣だと言えます。以下で肉体面のメリットを主に4つご紹介します。
- 疲労の解消
- 血行の改善
- 新陳代謝の向上
- 良質な睡眠の促進
それでは1つずつ見ていきましょう。
1. 疲労の解消
入浴には、疲労解消の効果があります。温かいお湯に浸かると、皮膚の毛細血管が広がり、血液やリンパの流れが良くなります。このことにより、身体のすみずみにまで酸素が運ばれ、新陳代謝が高まり、老廃物や疲労物質が取り除かれます。そして、筋肉や関節の緊張がほぐれ、疲労感が和らぎます。
2. 血行の改善
お湯に浸かると身体全体に水圧がかかり、血行が改善されます。「水圧がかかること」は、水圧作用と呼ばれます。水圧作用は、身体表面の静脈に圧をかけ、下半身にたまりがちな血液を心臓に戻しやすくすることです。このことにより、心臓が活発に働き、血行が促進され、冷え性の改善が期待できます。
また、入浴するとスッキリして疲れが取れた感覚になるのも、血行の改善によるものと考えられています。
3. 新陳代謝の向上
入浴して身体を温めると血流が良くなるため、新陳代謝が活発になります。その結果、老廃物の排出が促進され、肌の調子が改善されます。毛穴の奥の汚れまでしっかりと排出され、不要な角質も柔らかく除去しやすくなり、肌のターンオーバーが促され、美肌効果が期待できます。
4. 良質な睡眠の促進
入浴してしっかり体温を上げておくと、夜にぐっすりと深く眠ることができます。人は身体にこもった熱を外に逃がす(体温を下げる)ときに、眠気を感じます。足や手がポカポカ温かくなってきたら、それが眠気を感じるサインです。お風呂に入り、適切に体温を上げておけば、その後、スムーズに体温が下がるので、深い睡眠を得やすくなりますよ。
快眠のためには、就寝2~3時間前に入浴を済ませておくとよいでしょう。
精神面でのメリットとは?
落ち込んだときやイライラしたときに入浴すると、気持ちが落ち着いたり安らいだりすることがありますよね。このように、入浴には精神面でのメリットもあるのです。以下で精神面のメリットを2つご紹介します。
1. リラックス効果
入浴するとリラックス効果を得ることができます。日々の生活でストレスがたまると、常にイライラして攻撃的な気分になってしまいますよね。これは「交感神経が優位」になっている状態だと言えます。
それと反対に「副交感神経が優位」な状態にするのに効果的なのが入浴です。湯船に浸かり、心と身体が解放される感覚を味わうことにより、心の疲れがほぐれ、ストレスが軽減され、心身ともにくつろいだ状態になれるのです。
2. 気分の改善
入浴には、不安感が軽減され気分が明るくなる効果があります。湯船の中でリラックスしてゆったりとした時間を過ごすと、幸せを感じる脳内物質として知られる「オキシトシン」が分泌されると言われています。「オキシトシン」が分泌されると、他者への愛情が増し、ストレスが軽減され、うつ症状が改善され、深い幸福感を感じることができます。
入浴方法のおすすめは?
快適なバスタイムを楽しむためには、お湯の温度や入浴時間に気をつける必要があります。また、よりリラックスするために、お好みの入浴剤を使ってみるのもおすすめ。以下でおすすめの入浴方法についてご紹介していきます。
おすすめの温度
お湯の温度は40℃程度がおすすめです。血行を良くするためには、身体の内側の温度(深部体温)を0.5~1℃上げる必要があります。私たちの深部体温は37℃程度なので、それより少し高い40℃のお湯に浸かると、深部体温を上げることができます。
リラックス効果という点でも、40℃程度の温度がおすすめです。42℃の高温のお湯に浸かると「交感神経が優位」に働いてしまい、リラックスできません。40℃のお湯に浸かると「副交感神経が優位」に働き、心身ともにリラックスできます。
おすすめの時間
入浴時間は、10~20分程度が適正な長さとされています。ただし、お湯の温度によって推奨される時間が異なります。以下の表をご覧ください。
上の表でわかるように、お湯の温度が高いほど、入浴時間を短くする必要があります。熱めのお湯は体力を消耗するだけではなく、肌が乾燥する原因になるので、長湯は禁物です。
また、顔が汗ばんでくるのを感じたら、上記の時間以内であっても、湯船から出て休憩をとるようにしましょう。
おすすめの入浴剤
バスタイムにゆっくりと時間がとれる週末の夜…お気に入りの入浴剤を使って、優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?ここでは、健康・美容面で特に効果が高いおすすめの入浴剤をご紹介していきます。
バスボム
バスボムは、固形の入浴剤の一種です。見た目がとてもかわいく、お湯に溶けた後も心地よい香りと美しい色を楽しめます。リラックスを促進する香りが含まれていることが多く、使用することで、心身ともに癒されます。
また、発泡性の入浴剤なので、お湯に入れると、シュワシュワと泡が弾けます。重曹とクエン酸が含まれており、化学反応で炭酸ガスが発生します。お湯に溶けた炭酸ガスが皮膚から吸収されると、全身を巡る血液の量が増え血行が促進され、その結果、肩こりや疲労感が軽減されます。ハードな仕事で疲れ切ったときには、特におすすめしたい入浴剤です。
塩
塩を入浴剤として使用するのもおすすめです。塩に含まれるミネラルが皮膚表面のタンパク質と結合することで被膜が作られ、保湿効果が高まります。その結果、滑らかで潤いのある肌を作ることができます。また、価格が安いため手に入りやすく、比較的使いやすいです。
ただし、風呂釜が傷んでしまう原因となるため、追い炊き機能はOFFにしておきましょう。また、塩を使った後は放置せず、すぐにお湯を抜くよう心がけてください。
入浴時に注意することは?
入浴中にめまいがしたり、気持ち悪くなった…そんな経験がある人も多いのではないでしょうか?こういった入浴中の体調不良は、入浴前の行動や脱衣所の環境に注意を払うことで、簡単に予防することができます。具体的に4つご説明していきます。
1. ヒートショックを予防する
入浴時に浴槽内で倒れる事故の多くは、ヒートショックが原因だと言われています。ヒートショックとは、急激な温度変化による血圧の上下変動で、脳や心臓に負担がかかる状態のことです。冬場に脱衣所が寒いと、脱衣所と浴槽内の温度差がかなりあるため、ヒートショックが起きやすくなります。
ヒートショックを防ぐためには、温度差を少なくする対策が必要です。脱衣所を22〜23℃程度になるよう調整しておき、浴槽のふたを開けるなどして、浴室も温めておきましょう。また入浴時は、かけ湯(心臓から遠い手足からスタート)してから浴槽に入るようにしましょう。
2. 入浴前後に水分補給をする
入浴すると汗をかき、大量の水分が失われます。脱水を防ぐために、入浴前後に水分を補給することが重要です。1回の入浴で約800mlの水分が失われるので、入浴前に、コップ1〜2杯分(150〜300ml)の水分を摂るようにしてください。
そして入浴後にも必ず水分補給しましょう。常温の水や体温に近い白湯のほか、ミネラルが豊富に含まれている麦茶、身体への吸収が速いスポーツドリンクなどがおすすめです。
3. 食後の入浴を避ける
食後すぐの入浴は、消化不良を引き起こすことがあるため、避けるようにしてください。少なくとも食後1時間休憩してから入浴するようにしましょう。食事をすると消化のために、消化器に血液が集中します。そして食後すぐに入浴すると、血行が良くなり全身に血が巡ることにより、消化に必要な血液が十分に消化器に届かなくなり、これが消化不良を起こす原因となります。
4. 飲酒後の入浴を避ける
アルコール摂取後には入浴しないようにしましょう。飲酒には一時的に血圧を下げる作用があります。これにより、飲酒後に入浴すると血圧が急激に変動する可能性があります。めまいを起こしたり、浴槽内で倒れる危険性があるので、十分に注意しましょう。
また、酔った状態で入浴すると、血液循環が良くなり、さらにアルコールが全身を巡り、酔いが加速します。意識低下や判断力の低下につながる恐れがあるので、要注意です。
まとめ
夏の疲れが蓄積するこの時期、入浴することが面倒だと感じ、シャワーだけで済ませてしまう人も多いと思います。入浴には、心身の疲れを癒し、気分をスッキリとリフレッシュさせてくれる効果があります。冷え性の改善、筋肉の凝りの解消など、具体的な効能があるのも、嬉しいポイントです。
この記事を参考にして、ゆったりとしたバスタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?